
採用予算が足りないときに使える採用手法まとめ
「採りたい人はいるのに、採用予算が足りない」――。そんなときでも、採用を止めずに進める方法はあります。この記事では、費用をかけずに採用する手法と、かかる費用の負担を後ろ倒し・平準化する手法の両面から、採用予算が足りないときの選択肢を、採用企業の立場で整理します。
目次
採用予算が足りなくなる主な理由
採用予算が足りなくなるのは、計画が甘いからとは限りません。次のような事情が重なって起きることが多いものです。
- 急な欠員が出た:想定外の退職で、予算化していないポジションの採用が必要になる
- 採用単価が想定より高かった:人材紹介の紹介料は理論年収の30〜35%が相場で、1名で200万円前後かかることもある
- 複数名を同時に採用したい:事業拡大で一度に複数ポジションを埋める必要があり、費用がまとまって発生する
- 期末で予算枠が残っていない:年度の後半に採用ニーズが生まれ、予算の枠を使い切っている
いずれも「採用意欲や必要性はあるのに、資金の都合で動けない」状態です。ここからは、その状態を抜け出すための具体的な手法を見ていきます。
予算が足りないとき、まず見直すこと
新しい手法を検討する前に、いまの採用活動にムダがないかを確認すると、予算が浮くことがあります。
- 本当に外部費用が必要か:自社の採用ページやSNS、社員紹介で採れるポジションはないか
- 手法が目的に合っているか:母集団を広げたいのか、専門人材をピンポイントで採りたいのかで、最適な手法は変わる
- 採用単価で比較しているか:「媒体費が安い」ではなく「1名採用あたりいくらか」で比べる
- 支払いのタイミングを調整できないか:費用そのものを削れなくても、支払い時期をずらせれば予算の山を越えられる場合がある
費用を抑えて採用する手法
まずは、かける費用そのものを抑えられる手法です。時間や社内リソースは必要ですが、外部コストを小さくできます。
リファラル採用(社員紹介)
社員に知人を紹介してもらう手法です。媒体費や紹介料がかからず、社内をよく知る人からの紹介のため定着率も高い傾向があります。紹介インセンティブを払う場合でも、人材紹介料より低く抑えられることが多いです。
自社採用サイト・SNSでの発信
自社の採用ページやSNSで直接募集する方法です。初期の作り込みは必要ですが、一度整えれば継続的に応募を受けられます。運用の手間はかかるものの、応募単価を下げやすい手法です。
ハローワーク・自治体の支援
ハローワークは無料で求人を掲載できます。地域や職種によっては十分な母集団が得られ、自治体の採用支援や助成金を使える場合もあります。
ダイレクトリクルーティング
データベースから候補者に直接スカウトを送る手法です。人材紹介より単価を抑えやすい一方、運用工数がかかります。専門性の高いポジションで効果を発揮します。
「安い手法」には工数というコストがあります。費用がかからない手法ほど社内の手間がかかることが多く、担当者の時間も採用コストの一部です。金額だけでなく、社内で回せるかも含めて選びましょう。
費用の負担を平準化する手法
人材紹介のように「決まったら高額な費用が一度に発生する」手法は、費用そのものを大きく下げるのが難しいものです。そこで有効なのが、支払いを分割して負担を平準化するという考え方です。
採用時の紹介料を分割払いにできるサービスを使うと、一括で用意できなくても、月々に分けて支払う形で採用に踏み切れます。総額が下がるわけではありませんが、まとまった予算がそろう前に採用を進められるのが利点です。具体的な仕組みやメリットは 採用の紹介料を分割払いにする方法 で詳しく解説しています。
一括払い
210万円
12ヶ月分割
月 17.5万円〜
※紹介料210万円・12ヶ月分割の場合の目安。保証料は別途。
採用手法別・費用の早見表
代表的な採用手法を、費用の目安と特徴で並べました。実際の費用は職種や難易度により異なります。
| 手法 | 費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| リファラル採用 | 低(紹介料は自社設定) | 社員の人脈で採れる職種 |
| 自社サイト・SNS | 低〜中(運用工数) | 継続的に採用したい |
| ハローワーク | 無料 | 地域・一般職の採用 |
| 求人広告 | 中(数十万円〜/掲載) | 母集団を広げたい |
| ダイレクトリクルーティング | 中(運用工数+成功報酬) | 専門人材をピンポイントで |
| 人材紹介 | 高(理論年収の30〜35%) | 決まるまで費用をかけたくない |
※一般的な目安です。人材紹介の相場は 中途採用の紹介手数料の相場 を参照してください。
限られた予算の配分の考え方
手法を1つに絞る必要はありません。予算が限られているときこそ、次のように組み合わせると効果的です。
- まず無料・低コストの手法から動かす:リファラルや自社サイトで採れる分を先に埋める
- 採りにくいポジションに費用を集中させる:専門職や急ぎの採用に、人材紹介など確実性の高い手法を充てる
- 高額な費用は支払い方で調整する:紹介料の分割払いなどで、単月の負担を平準化する
「費用を抑える手法」と「支払いを平準化する手法」を組み合わせれば、限られた予算でも採用の幅を保てます。
紹介料の負担を、月々に均したいなら
PD for HR は、採用時の紹介料を最大12ヶ月の分割払いにできるサービスです。担保・保証人は不要。まとまった採用予算がそろう前でも、採りたい人材の採用に踏み切れます。
PD for HR に相談するよくある質問
予算がなくても人材紹介は使えますか?
成功報酬型の人材紹介は、採用が決まるまで費用が発生しません。また、決定後の紹介料を分割払いにできるサービスを使えば、一括の予算がなくても採用を進められます。
いちばん費用を抑えられる採用手法は何ですか?
金額だけならハローワーク(無料)やリファラル採用が低コストです。ただし社内の工数がかかるため、「1名採用あたりの総コスト(担当者の時間を含む)」で比較することが大切です。
急な欠員で予算がないときはどうすればいいですか?
まずリファラルや自社チャネルで動かしつつ、確実性が必要なら人材紹介を使い、その費用は分割払いで平準化する、という組み合わせが現実的です。
分割払いにすると採用コストは増えますか?
分割払いは支払い方法の変更であり、紹介料の総額は変わりません。保証料はかかりますが、まとまった予算がそろう前に採用に動けるメリットがあります。
まとめ
- 予算が足りないときは、まずいまの採用活動のムダと採用単価を見直す
- 費用を抑える手法(リファラル・自社サイト・ハローワーク)と支払いを平準化する手法(分割払い)を組み合わせる
- 無料・低コストの手法を先に動かし、採りにくいポジションに費用を集中させる
- 高額な紹介料は、総額を下げるより支払い方で負担をならすのが現実的
この記事について
PD for HR は、PROTOCOL, Inc. が運営する、人材紹介の紹介料を分割払いにできるサービスです。本記事は採用実務の一般的な情報を整理したもので、個別の会計・税務・契約の判断は、各サービスの規約および専門家にご確認ください。
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