
チラシ・折込広告の費用
地域のお客様に、確実に情報を届けたい——そんなときに有効なのが、チラシ・折込広告です。デジタル広告が主流になった今も、特定の地域に住む人へ物理的に情報を届けられる手段として、根強い価値を持ちます。この記事では、チラシ・折込広告の費用相場、費用の内訳、効果、そして成果を出すポイントを、店舗や地域ビジネスの担当者向けに解説します。
目次
チラシ・折込広告とは
チラシ・折込広告とは、印刷したチラシを、新聞に折り込んだり、各家庭に配布したりして、情報を届ける広告手法です。新聞折込は、新聞に挟み込んで配達してもらう方法で、その地域で新聞を購読している家庭に、チラシが届きます。ほかにも、各家庭のポストに直接投函する方法や、店頭で配る方法などがあります。
デジタル広告が広がった現在も、チラシ・折込広告には、独自の価値があります。とくに、特定の地域に住む人に、物理的に、確実に情報を届けられる点は、大きな強みです。飲食店や小売店、教室、地域に根ざしたサービスなど、決まった商圏のお客様を対象とするビジネスにとって、チラシ・折込広告は、今も有効な集客手段です。画面をスクロールすればすぐに消えてしまうデジタル広告と違い、手に取ってじっくり見てもらえ、手元に残る紙媒体ならではの良さもあります。家族で回し読みされたり、目につく場所に貼っておいてもらえたりと、一枚のチラシが長く働いてくれることもあります。広告予算全体の考え方は 広告予算の立て方と配分の考え方 もあわせてご覧ください。
特徴とメリット
チラシ・折込広告には、次のような特徴とメリットがあります。
- 地域を絞れる:配布するエリアを指定し、狙った商圏に届けられる
- 物理的に残る:手元に残り、後から見返してもらえる
- 幅広い層に届く:デジタルに不慣れな層にも情報が届く
- じっくり見てもらえる:紙面でまとまった情報を伝えられる
とくに大きいのが、地域を絞って情報を届けられる点です。店舗に来てもらえるのは、多くの場合、その地域に住む人です。チラシ・折込広告なら、その商圏に絞ってチラシを配布でき、来店につながりやすい層に、確実にアプローチできます。また、紙のチラシは手元に残るため、すぐに来店しなくても、後で「そういえば」と思い出してもらえます。冷蔵庫に貼っておいてもらえるようなチラシは、長く効果を発揮します。デジタル広告が届きにくい層にも情報を届けられることも、チラシ・折込広告ならではの強みです。
費用の内訳
チラシ・折込広告にかかる費用は、大きく分けて、二つの要素から成り立ちます。
- 制作・印刷費:チラシのデザインを作り、印刷するための費用
- 配布費:印刷したチラシを、各家庭に届けるための費用
チラシ・折込広告の費用を考えるときは、この「作る費用」と「配る費用」の両方を、あわせて考える必要があります。制作・印刷費は、デザインの内容や、チラシの大きさ、紙の質、印刷する枚数によって変わります。配布費は、配布する方法や、配布するエリア、枚数によって変わります。一般に、印刷する枚数が多いほど、1枚あたりの印刷費は安くなります。総額を抑えることばかりでなく、必要な枚数を、必要なエリアに配ることを前提に、費用を見積もることが大切です。
印刷費の考え方
チラシの制作・印刷費は、いくつかの要素で決まります。まず、デザインの制作費です。チラシのデザインを、専門の業者やデザイナーに依頼する場合、その制作費がかかります。自社でデザインできる場合は、この費用を抑えられます。次に、印刷そのものの費用です。チラシの大きさ、両面か片面か、カラーか、紙の質、そして印刷枚数によって、印刷費は変わります。
印刷費の特徴は、枚数が多いほど、1枚あたりの単価が下がることです。印刷には、版を作るなどの準備の工程があり、この準備の費用は、枚数に関わらず、ある程度かかります。そのため、少ない枚数だと1枚あたりが割高になり、多く刷るほど割安になります。ただし、必要以上に多く刷っても、配りきれずに無駄になっては意味がありません。配布する枚数に合わせて、適切な部数を印刷することが大切です。デザインの質は、チラシの反応を大きく左右するため、印刷費を抑えることばかりを考えず、効果の出るチラシを作るという視点も忘れないようにしましょう。
配布費用の考え方
チラシを各家庭に届ける配布費は、配布の方法によって変わります。新聞折込の場合は、チラシを新聞に挟み込んで配達してもらうため、配布するエリアと枚数に応じた費用がかかります。新聞を購読している家庭に届くため、一定の年齢層に届きやすいという特徴があります。一方、各家庭のポストに直接投函する方法では、新聞を購読していない家庭にも届けられます。
配布費は、1枚あたりいくら、という形で計算されることが多く、配る枚数が多いほど、総額は上がります。また、配布するエリアを細かく指定できる場合もあり、狙った地域に絞って配ることで、無駄を減らせます。配布方法を選ぶ際は、自社が情報を届けたい相手が、どの方法で届きやすいかを考えることが大切です。届けたい層に、確実に、無駄なく届けられる方法を選ぶことが、配布費を有効に使う鍵になります。
ポスティングとの違い
チラシを配る方法として、新聞折込と並んでよく使われるのが、ポスティングです。ポスティングは、各家庭のポストに、チラシを直接投函する方法です。新聞折込とポスティングには、それぞれ特徴があります。新聞折込は、新聞を購読している家庭に届くため、比較的、一定の層に届きやすい傾向があります。一方、ポスティングは、新聞を購読していない家庭にも届けられるため、幅広い層にアプローチできます。
近年は、新聞を購読する家庭が減っているため、新聞折込だけでは届きにくい層も増えています。若い世代や、単身世帯などに届けたい場合は、ポスティングのほうが有効なことがあります。また、ポスティングは、配布するエリアを、より細かく指定できる場合が多いのも特徴です。どちらの方法が適しているかは、届けたい相手や、地域の特性によって変わります。両方を組み合わせて使うこともできます。自社の目的に合わせて、配布方法を選ぶことが大切です。
配布エリアの絞り込み
チラシ・折込広告の費用対効果を高めるうえで、重要なのが、配布エリアの絞り込みです。やみくもに広い範囲に配っても、来店につながらない遠方の家庭に配れば、費用の無駄になります。自社の店舗やサービスに、実際に来てもらえる範囲、つまり商圏を見極め、その範囲に絞って配布することが、効率的です。
商圏は、業種によって異なります。日常的に利用する店舗であれば、商圏は狭く、店舗の近くに絞って配るのが効果的です。一方、わざわざ足を運ぶ価値のある店舗であれば、商圏は広くなります。自社の商圏を正しく把握し、その範囲に集中して配布することで、限られた費用を、来店につながりやすい層に使えます。また、一度で広く配るよりも、狙ったエリアに繰り返し配るほうが、認知が高まり、効果的なこともあります。人は、一度チラシを見ただけでは行動しなくても、何度か目にするうちに、そのお店が記憶に残り、来店のきっかけになることがあります。同じエリアに、時期をずらして複数回配ることで、こうした積み重ねの効果が期待できます。限られた予算を、広く薄く使うのではなく、狙ったエリアに集中して使うこと。エリアを絞り込むことは、チラシ・折込広告の効果を高める、重要な工夫です。
反応を高めるデザイン
チラシ・折込広告の効果は、チラシのデザインや内容によって、大きく変わります。多くのチラシのなかで、手に取って見てもらうには、パッと見て内容が伝わり、興味を引くデザインが大切です。何のチラシなのか、何が魅力なのかが、ひと目で分かることが重要です。ごちゃごちゃと情報を詰め込みすぎると、かえって伝わりにくくなります。
また、チラシを見た人に、行動を起こしてもらう工夫も効果的です。来店を促す特典や、期間限定の案内、クーポンなどをつけることで、「行ってみよう」という気持ちを後押しできます。地図や営業時間、連絡先など、来店に必要な情報を、分かりやすく載せることも大切です。さらに、そのチラシがどれだけ効果があったかを測るために、「このチラシをご持参ください」といった仕掛けを入れておくと、反応を把握できます。見た人の心を動かし、行動につなげるデザインが、チラシ・折込広告の成果を高めます。
効果の測り方
チラシ・折込広告は、配って終わりにせず、効果を測ることが大切です。デジタル広告と違い、チラシは効果が見えにくいと思われがちですが、工夫次第で、反応を把握できます。もっとも分かりやすいのが、チラシにクーポンや特典をつけ、それを持って来店した人の数を数える方法です。チラシ経由の来店がどれだけあったかが分かれば、効果を具体的に把握できます。
また、チラシに専用の問い合わせ先や、専用のページへの案内をつけておけば、そこからの反応を測れます。配布した枚数に対して、どれだけの来店や問い合わせがあったかを見ることで、費用対効果を確認できます。効果を測ることで、次のチラシに活かせます。どのエリアで反応がよかったか、どんな内容が効果的だったかを振り返り、改善を重ねることで、チラシ・折込広告の成果は高まっていきます。配りっぱなしにせず、効果を測り、改善する姿勢が大切です。
注意点
チラシ・折込広告に取り組む際には、いくつか注意すべき点があります。まず、記載する内容の正確さです。チラシは、一度配ってしまうと、修正ができません。価格や日時、内容に誤りがあれば、お客様に迷惑をかけ、信頼を損ないます。印刷の前に、内容を十分に確認することが大切です。とくに、価格や特典の条件などは、誤りがないよう、慎重にチェックしましょう。
また、表現には、法令やルールに配慮する必要があります。事実と異なる表示や、誇大な表現は、景品表示法などに触れる可能性があります。「必ず効果があります」といった断定的な表現や、根拠のない「地域一番」といった表現は避け、正確で、誠実な内容を心がけましょう。お客様の信頼を得るチラシは、正直な情報にもとづいています。目先の反応を狙って、大げさな表現をするのではなく、誠実に魅力を伝えることが、長い目で見れば、信頼と成果につながります。一度でも「大げさな宣伝だった」と受け取られれば、その後のチラシも信じてもらえなくなります。地域のお客様と長く付き合うためにも、正直さは欠かせません。
費用を分割で平準化する
チラシ・折込広告は、制作・印刷費と配布費を合わせると、まとまった費用がかかります。とくに、広いエリアに、多くの枚数を配る場合や、継続的に配布する場合は、費用の負担が大きくなります。また、デザインの質を高めるために、制作を専門の業者に依頼すると、その分の費用も加わります。集客のために、こうした費用が一度に発生することは、資金繰りの負担になります。
こうした費用を、月々の分割払いにして平準化できれば、負担を抑えながら、集客に取り組めます。まとまった費用を一括で負担するのではなく、月々に分けることで、手元資金を厚く保てます。チラシ・折込広告の効果が、来店や売上として表れるまでには、一定の時間がかかることもあります。その間、資金の負担をならしておくことで、腰を据えて集客に取り組めます。制作費・広告費の分割払いについては 制作費を分割払いにする方法 をご覧ください。
出稿企業
月 2万円〜
制作・配布費
24万円
※制作・配布費24万円・12ヶ月分割の場合の目安。
集客の費用を、月々の負担にならすなら
PD for AD は、チラシの制作費や配布費などの集客費用を、最大12ヶ月の分割払いにできるサービスです。集客への投資を、無理のない月々の支払いに平準化します。
PD for AD に相談するよくある質問
チラシ・折込広告とは何ですか?
印刷したチラシを、新聞に折り込んだり、各家庭に配布したりして情報を届ける広告手法です。特定の地域に住む人に、物理的に確実に情報を届けられるのが特徴で、決まった商圏のお客様を対象とするビジネスに有効です。
費用はどう構成されますか?
大きく「制作・印刷費(作る費用)」と「配布費(配る費用)」に分かれます。印刷費は大きさや紙質、枚数で、配布費は方法やエリア、枚数で変わります。作る費用と配る費用の両方をあわせて見積もることが大切です。
新聞折込とポスティングの違いは?
新聞折込は新聞を購読している家庭に届き、一定の層に届きやすい傾向があります。ポスティングは各家庭のポストに直接投函し、購読していない家庭にも届けられます。届けたい相手や地域の特性に応じて選び、組み合わせることもできます。
効果はどう測ればよいですか?
チラシにクーポンや特典をつけ、それを持って来店した人の数を数える方法が分かりやすいです。専用の問い合わせ先やページを案内すれば反応を測れます。配布枚数に対する来店・問い合わせを見て、次に活かしましょう。
費用の負担が集中して大変です。
広いエリアに多くの枚数を配る場合や継続配布では、制作・配布費がまとまって発生します。分割払いにすれば月々の負担に平準化でき、効果が来店や売上として表れるまでの間も、手元資金を厚く保ちながら取り組めます。
まとめ
- チラシ・折込広告は特定の地域に物理的に情報を届けられる集客手段
- 費用は制作・印刷費(作る)と配布費(配る)の両方で考える
- 効果の鍵は配布エリアの絞り込み・反応を高めるデザイン・効果測定
- 制作・配布費は分割払いで平準化すると資金繰りが安定する
この記事について
PD for AD は、PROTOCOL, Inc. が運営する、広告費・制作費を分割払いにできるサービスです。本記事は広告実務の一般的な情報を整理したもので、個別の会計・税務・契約の判断は、各サービスの規約および専門家にご確認ください。
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